エンベロープを使ったFXトレード

2021年2月19日

エンベロープ1
エンベロープはバンド系テクニカル指標として、静的バンドの中で最も有名です。
動的バンドとして有名なボリンジャーバンドの原型がエンベロープです。
ボリンジャーバンドのバンド幅が値動きに応じて動的に変化するのに対して、エンベロープでは値動きに関係なく、常に一定幅の静的なバンドが描画されます。
また、通貨ペアによって変動幅が異なるため、エンベロープの設定値は通貨ペアごとに変える必要があります。
本記事では、エンベロープの使い方と注意点について解説します。
記事の信頼性について

【執筆】株式会社トリロジー
【説明】当社はFX専門の投資顧問です。
【登録】財務省近畿財務局長(金商)第372号
【加入】日本投資顧問業協会 会員番号022-00269

本記事では、下記の目次の内容を記載します。

エンベロープとは

エンベロープは「バンド系テクニカル指標」に分類されます。バンド系テクニカル指標とは、ローソク足の上下にバンド(チャネル) を描画することで、その時点におけるレートの水準を予測し、反転ポィントなどのチャートポイントを知るために使われます。

バンド系テクニカル指標には、静的(スタティック)バンドと動的(ダイナミック)バンドの2種類が存在し、エンベロープは静的バンドに分類される代表的なテクニカル指標です。なお、動的バンドの代表的なテクニカル指標にはボリンジャーバンドがあります。

静的バンド動的バンド
エンベロープボリンジャーバンド
バンド系テクニカル指標

エンベロープは、ボリンジャーバンドの原型になったテクニカル指標です。ポリンジャーバンドが値動きに伴ってダイナミック(動的)に上下のバンド幅が変化するのに対して、エンベロープは値動きに関係なく常に一定のスタティック(静的) なバンドが描画されます。

静的バンドでは、一定幅のバンドをレートの上下に描画します。エンベロープでは、移動平均線の上下に平行ラインを一定幅(1~10%程度)で描画します。

エンベロープの使い方

エンベロープの使い方は、ボリンジャーバンドに似ています。エンベロープでは、次の2点を考慮します。

買いシグナル売りシグナル
エンベロープの下限で逆張り
・日足では-3%
・反転が近い
エンベロープの上限で逆張り
・日足では+3%
・反転が近い
移動平均線で押し目買い
・上昇トレンドでは、移動平均線と上限(日足では+3%) との間でレートが推移するため
移動平均線で戻り売り
・下降トレンドでは、移動平均線と下限(日足では-3%)との間でレートが推移するため

これらは、レートは乖離しても移動平均線に回帰するという考え方に基づきます。

エンベロープトレードシグナル

エンベロープの注意点

エンベロープ単体でのトレードは考えるべきではありません。エンベロープだけを売買シグナルにするのは、至難の業です。

エンベロープは、ボリンジャーバンドと比べて汎用性に欠けます。すなわち、通貨ペア・時間軸それぞれに適切なバンド幅を設定する必要があります。実際に使う場合は、ある程度の経験が必要と言えるでしょう。このような欠点を補うために開発されたのがボリンジャーバンドです。

なお、エンベロープでもボリンジャーバンドと同様に、上限・下限に到達せずに反転することも、上限・下限に到達してもさらにトレンドが加速することもあります。