FXのスワップポイントとは【実際の計算とともに解説】

2020年10月17日

世界各国のスワップポイント

FXのスワップポイントについて知りたい方へ。

あなたはFXの特徴であるスワップポイントを味方につけ、トレードを有利に進めたくありませんか?本記事では、FXのスワップポイントについて解説し、その計算と実際の運用方法を紹介します。

スワップトレードに興味がある方は必見です。

執筆;株式会社トリロジー

登録;財務省近畿財務局長(金商)第372号

加入;投資顧問業協会 会員番号022-00269

説明;当社は、FXに特化した投資顧問です。

本記事では、下記の目次の内容を記載します。

FXのスワップポイントとは

スワップポイントとは、2つの通貨の金利差により得られるFXの利益の一つです。 

通貨には各国により定められた政策金利があります。 

例えば、2020年の1月時点の日本なら年-0.1%です。日本円を1年間保有すると、理屈では-0.1%でマイナスになってしまいます。日本の金利は世界的に見ると超低金利と言えます。米ドルなら1.75%、南アフリカランドなら6.25%という高金利がつきました。

政策金利一覧

上表の2通貨間の金利差をスワップポイントといい、FXでは、金利の安い通貨を売り、金利の高い通貨を買って保持し続けると、金利の差額分がプラスになるため、スワップポイントを得る事ができます。逆に、金利の高い通貨を売り、金利の安い通貨を買って保持し続けると、金利の差額分がマイナスになるため、スワップポイントをFX業者に支払わなければなりません。 

例えば、米ドルなら日本円との金利差は1.85%です(2020年1月時点)。 

1万ドルの買いポジション(100万円で1万ドルを買った)を1年間維持すると、18,500円の金利差(利益)を受け取ることができます。

ちなみに、もう少し厳密には、2日後の金利差で計算され、FX業者の手数料があるため、 

利益 = 基準通貨の金利 - 別の通貨の金利 - 業者手数料

となります。 

また,FX業者の営業スタンスによりスワップポイントは大きく異なります。 

スプレッドを狭くしているFX業者は買いポジション、売りポジションともにスワップポイントがマイナスとなる場合もあります。  

2020年3月以降は、新型コロナウィルスの影響で経済活動が止まってしまい、景気後退を避けるために各国の政策金利は軒並み下落し、金利差は小さいものとなっています。したがって、2020年におけるスワップポイントは、以前ほどおいしいものではなくなってしまいました。

スワップポイントは、ポジションを維持した日数分もらえます

スワップポイントは、ポジションを維持した日数に応じて獲得できます。

スワップポイントの計算

つまり、金利差がプラスの通貨ペアの買いポジションを持ったまま、各FX会社により決められた時刻を通過すると、その日のスワップポイントが加算されます。外貨預金では満期にならないと金利がプラスされませんが、FXでは毎日スワップポイントを受け取れることは魅力です。

FXと外貨預金の違いについて詳しく知りたい方は、「FXと外貨預金の違い」をご参照ください。

ちなみに、ポジションを持ったまま翌日まで持ち越すことをロールオーバーと言います。ロールオーバーの際に、FX会社は取引サーバーのメンテナンスを行うことが多いです。そのメンテナンス作業のために、ロールオーバーの前後5分程度は取引サーバーが停止するということを頭の片隅に入れておきましょう。

スワップポイントを利用した実際の運用方法

実は、スワップポイント狙いのトレードは効率的ではなく、本質的ではありません。スワップポイントは為替差益(差損)に比して極めて小さいものだからです。今も昔もこの論理は変わりません。一方、スワップポイントと親和性の高いトレード手法もあります。

それは、ナンピンです。

本来、ナンピンも最優先に推奨されるトレード手法ではありません。しかし、トレード対象が高金利通貨であり、かつ、ナンピンせざるを得ない局面という条件では、スワップポイントの援護射撃を受けながらナンピンするという手段をとることがあります。

底が見えない局面でも、いずれ値を戻すことが分かっている場合は、ナンピン+スワップポイントは一定の有益性を持つトレード手法となります。なお、値を戻すまでの期間は、証拠金を自由に引き出せなくなることを忘れてはいけません。

各国の政策金利とスワップポイント

FXのスワップポイントについて(まとめ)

  • FXのスワップポイントは、2国間の政策金利の差に基づいて決まります。
  • 各国の政策金利に応じてスワップポイントも変動します。
  • スワップポイント狙いのトレードは第一優先にはなりません。
  • 一方、ナンピンとスワップポイントを組み合わせたトレードは有益性が高いこともあります。