FXの8つのリスクを最小限にする方法【分かりやすく徹底的に解説】

2024年1月10日

FXのリスクは簡単に対策できる

*本記事は法律で認められた金融庁登録業者により書かれています。

FXを怖いものと考える方は多くいます。
元本保証されないのが投資ですので、リスクに対して不安になる方がおられます。
本記事では、FXにおける8つのリスクを端的に解説して対策を提示します。
投資にリスクはつきものですが、FXのリスクは全てわかっているので、回避できます。
エフログ24の記事は、FXの失敗を激減させるために書かれています。
FXのリスクが不安な方は是非ご一読ください。
記事の信頼性担保

【執筆】株式会社トリロジー
【登録】財務省近畿財務局長(金商)第372号
【加入】日本投資顧問業協会 会員番号022-00269
【説明】投資家の皆様への継続支援を通じて金融立国に貢献します。

本記事では、下記の目次の内容を記載します。*広告リンクが入ります。

FXのリスクと対策のすべて

FXは投資ですので、リスクがゼロではありません。

しかし、FXに存在するリスクの種類はすべて分かっています。したがって、FXでは、あらかじめリスクに対処しておくことが可能で、リスクを最小限に抑えることができます。

FXでは、トレードを始める前にリスクを把握し、リスクに対処してからトレードを始めることが重要です。

FXのリスクでは、次の8項目を考慮すると良いでしょう。

  1. セキュリティリスク
  2. システムリスク
  3. 信用リスク
  4. 流動性リスク
  5. 地政学的リスク
  6. 金利変動リスク
  7. 為替変動リスク
  8. ハイレバレッジによるリスク
FXのリスクは全部で8つ

リスク①:セキュリティリスクについて

FXはインターネット取引ですので、オンライン特有のセキュリティリスクが存在します。現代はネット社会ですので、オンラインのリスク対応に関しては慣れた人が多いと思います。

FXのセキュリティリスクとは、取引口座番号やパスワードといった個人情報の漏洩です。これらの個人情報は厳格に管理し、分かりやすいパスワードは避けるべきでしょう。

取引口座へのログイン場所も注意が必要です。インターネットカフェは避けるべきですし、フリーWi-Fiも使うべきではありません。公共の場所を経由するログインはやめましょう。

適切なセキュリティ管理がなされている端末と回線を使うことが重要です。

セキュリティリスク対策

リスク②:システムリスクについて

トレード環境に起因するリスクをシステムリスクと言います。インターネットを利用するFX取引では、投資家のパソコン、インターネット回線、FX会社のトレードサーバーが全て正常に作動して取引が可能です。

FX会社のシステムリスクに関しては、FXの黎明期と比較して、確実に小さいものになっています。また、FX会社のシステムリスクを投資家サイドでコントロールすることはできないので、投資家は自身のトレード環境をきちんと整備する必要があります。

例えば、停電などでパソコンが使えなくなることもあります。停電は、自動売買システムを使っていると致命的なこともあります。そのような場合は、非常用電源やVPS(Webサーバー)を利用することで対応できます。VPSは特にこだわりがなければ、大手老舗の「お名前.com」で良いでしょう。
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システムリスク対策

リスク③:信用リスクについて

信用リスクとは、預けた証拠金が何らかの理由により回収できなくなるリスクを指します。 大きく分けて2つの信用リスクが想定されます。

FX会社の倒産リスク

FX会社が倒産することで、顧客が事業者名義で預けた証拠金までもが凍結され倒産処理に併合されるリスクがあります。100%信託保全(資金分離保管)がされていない場合、この信用リスクが高まります。

日本の金融庁に登録されている業者のFX口座の場合は100%信託保全(資金分離保管)がなされています。

一方、海外FX口座の場合は、信託保全が担保されているケースはほとんどありません。全額100%信託保全に関してはこれまで見たことがありません。

海外FX口座のリスクについて詳しく知りたい方は、「海外FX口座の安全性をプロが徹底検証します!」をご参照ください。

なお、100%信託保全(資金分離保管)が行われていても、倒産時にはポジションを決済しなければいけない状況も予想されます。その場合は、含み損が確定したり、お宝ポジションを解消したりしなければならないリスクがあります。そういう意味では、倒産する確率が低いと考えられるFX業者を選択することが極めて重要です。

倒産する確率が低いFX業者とは、「短資系のFX会社」です。セントラル短資や上田ハーローが短資系のFX会社に該当します。

FX会社(業者)の選び方について詳しく知りたい方は、「FX会社(業者)の選び方」をご参照ください。

セントラル短資について詳しく知りたい方は、「セントラル短資FXが成功者に選ばれる理由【超名門FX会社の紹介】」をご参照ください。

信託保全先の金融機関の破綻リスク

顧客資金は主に銀行で保管されていますが、最悪の事態はその銀行が破綻し顧客資金が凍結されることです。

場合によっては多くの資金が回収できないことが予想されます。事業者が保管先と指定している金融機関の信用度を確認するなどの対策が必要です。

ちなみに、本邦では、2005年の法改正により「改正金融先物取引法」という厳しい規制がかけられました。したがって、国内のFX口座はこの「改正金融先物取引法」をくぐり抜けた(金融庁の“ふるい”に掛けられ生き残った)健全な企業であるため、問題は起こり得ません。

海外のFX口座については、効力のある信託保全がなされていないケースがほとんどです。したがって、海外FX口座の場合は、信託保全先の金融機関の破綻リスクを考慮する以前の問題になります。

FXの信用リスクは、国内のFX口座を利用することで、解消できます。

信用リスク対策

リスク④:流動性リスクについて

流動性リスクとは、「買いたいときに買えないリスク」「売りたいときに売れないリスク」を言います。

取引は、「買いたい人と売りたい人」この両方が存在することによって成り立ちます。 もし、市場の参加者が売りたい人ばかりなら、買いたい人が存在しないことになるので、取引が成立しません。

FXの舞台となる外国為替市場は、株式市場とは異なり世界最大の市場で参加者も非常に多いため、世界の市場の中で流動性が最も高い市場です。したがって、FXの流動性リスクは他の取引と比較して最も低いと言えます。

その中でも、マイナー通貨はメジャー通貨(米ドル、ユーロ、ポンド、円など)と比べると、流動性リスクは高いと言えます。

流動性リスク対策

リスク⑤:地政学的リスクについて

地政学的リスクとは、その国の置かれた環境に依存し、その国の信用度に依存するリスクを言います。

海外投資を行う場合、相手国の安定性(政治や経済など)の変化によって、回収不能となる危険性や、また、その影響によって、投資した商品の価格が変動することによって被る損失のリスクを指します。

一般的に、メジャー通貨を取引している場合、考慮すべき地政学的リスクは小さいものになります。しかし、新興国通貨(マイナー通貨)の場合、地政学リスクは高くなる傾向にありますので、建玉を小さくするなどの注意が必要です。

なお、局地の地政学的リスクでも、全世界的な影響を及ぼすことがあります。最近だと、2022年のロシアによるウクライナ侵略が当てはまります。ロシアのルーブルも、ウクライナのフリヴニャも、両者ともマイナー通貨です。取引をしたことがある人は少数でしょう。しかし、両国が戦争状態(紛争当事国)となることにより、紛争当事国以外の国々(中立国)の通貨にも多大な影響を受けています。

地政学的リスク対策

リスク⑥:金利変動リスクについて

FXでは、通貨の交換を行うのと同時に金利の交換も行なわれており、当該通貨間の金利差調整分として、スワップポイントの受払いが発生します。

スワップポイントの受払いは、市場金利に応じて変化します。そのため、その時々の各国の政策金利水準によってスワップポイントの受払いの金額が変動するリスクがあります。

つまり、過去の時点では、低金利通貨を売って、高金利通貨を買ってプラスのスワップポイントが発生していても、未来の時点では、金利が逆転してしまい、マイナスのスワップポイントになってしまったというリスクがあります。

スワップポイントについて詳しく知りたい方は、「FXのスワップポイントとは【実際の計算とともに解説】」をご参照ください。

金利変動リスクを回避する方法は、スワップポイントを狙うトレード比率を下げ、売買差益を狙うトレードの比率を上げることです。FX自動売買は、スワップポイント狙いのトレードスタイルになり得ないので、自動売買を取り入ることも対策の一つです。

FX自動売買の始め方について詳しく知りたい方は、「FX自動売買の始め方【効率的な資産形成のために】」を参照してください。

金利変動リスク対策

リスク⑦:為替変動リスクについて

為替変動リスクとは、自分の考えた方向に為替レートが動いてくれるとは限らないというリスクです。

私達は、過去から現在を見て、これからの未来の動きを予測して、投資行動を行います。これは「未来」に対する行動であり、先でどのようなことが起こるのかは、神様以外には分かりません。

この為替変動リスクに対処するために、投資家はトレード技術を磨きます。初心者の場合、自分のトレード技術を磨く前に損失が膨らみ退場を強いられるリスクもあり得ます。

このようなリスクを回避するために、熟練したトレーダーが開発した自動売買システムを利用する作戦もあります。優秀な自動売買システムなら、初心者に大きな影響を与える為替変動リスクを小さくしてくれるでしょう。また、自動売買の性能は過去の相場で検証可能ですので、為替変動リスクの直接的な対策にもなります。

為替変動リスク対策

リスク⑧:ハイレバレッジによるリスクについて

FXでは、レバレッジ効果により証拠金の何倍もの大きな資金を動かすことが可能です。このレバレッジ運用により収益率を飛躍的に向上させることもできます。 ただ、ハイレバレッジにより大きな利益を狙える反面、大きな損失を被る可能性もあります。初心者によるハイレバレッジは、FXで失敗する重大な理由の一つです。

詳しくは、FXで「失敗する理由」と「成功のコツ」をご参照ください。

レバレッジについて詳しく知りたい方は、「FXのレバレッジとは【レバレッジ1倍でも利益を出す方法】」をご参照下さい。

レバレッジ

では、レバレッジは何倍くらいに設定したらよいのでしょうか?

この問いに対し、完璧な回答を導くことは困難です。

回答を困難にする主な理由は、運用期間と通貨ペアごとに異なるボラティリティの差により、結果が異なるためです。このような不確定要素の影響を小さくするために、本項では単純にロスカット(破産)のレベルから逆算してみましょう。

例えば、100万円の証拠金を用意して、1ドルが100円の時に1万ドル買います。この場合、レバレッジは1倍ですので、1ドルが0円にならない限り元本はゼロにはなりません。

では、レバレッジ3倍の場合はどうでしょう?

100万円の証拠金で300万円相当の取引をすることになるので、3万ドルを買うことができます。300万円相当の取引をしていますが、元本は100万円ですから、100万円の損失が出た時点で元本はゼロになります。

つまり、

100円 ÷ 3 = 33.33333・・・・円

約33.333円下落すれば、100万円の損失が発生し、証拠金残高はゼロになる計算です。

ということは、USDJPYレートが67円になる可能性を考えればいいわけです。これは、レバレッジを3倍にしても、元本以上の損失が発生する危険性はきわめて低いと言えます。

レバレッジ効果は、収益を上げる時に絶大な威力を発揮しますが、損失も同じように膨らみます。しかし、損失から逆算することで、リスクを適切に管理することが可能になります。

次に、1ドル125円の時、100万円の証拠金で、8万ドル(1000万円相当)買った例を示します。

ハイレバレッジのリスク

1ドル123円になれば、買った1000万円相当の価値は984万円相当になります。すなわち、口座残高は、1円下落するごとに8万円の含み損を抱えていきます。口座残高の減るスピードはレバレッジに合わせて大きくなり、レバレッジ自体も高くなっていきます。当初、10倍だったレバレッジは、10円下落すると46倍になります。

イメージ図からもわかりますように、最初は100万円で1000万円を支えていたものが、レートが125円から115円へと10円落ちることによって、最終的に20万円で920万円を支えなければならない状態になります。 

これは、分母(証拠金)が1/5になっているにもかかわらず、分子はほとんど変わらないことに起因します。 

レバレッジ管理は、FXにおけるリスク管理の重要性を示しています。

ハイレバレッジによるリスクを回避するためには、建玉や損切り幅を小さくすることが重要です。建玉を小さく(レバレッジを小さく)すると、利益が小さくなると言われるかもしれません。建玉が小さくとも、トレード回数を適切に増やすことで利益を増やすことも可能です。

なお、トレード回数を増やしたい方は、24時間トレードが可能な自動売買を考慮入れると良いでしょう。 自動売買なら建玉を小さくしても複利運用を取り入れやすいので効率的な資産形成が可能です。

FXの複利運用と自動売買について詳しく知りたい方は、「FX複利運用による圧倒的な資産の増やし方【成功者の資産形成とは】」をご参照ください。

ハイレバレッジによるリスク対策

FXのリスクを最小限にして、効率的に利益を積み上げるポイント(まとめ)

FXのリスクを最小限にして、効率的に利益を積み上げるポイントは次の8点になります。

①:個人情報管理を厳格にする(セキュリティリスク対策)

口座番号とパスワードを厳格に管理し、想像しにくいパスワード(英字・数字・大文字・小文字・記号を駆使)を設定しましょう。*口座番号とパスワードが漏れても、国内FX口座の場合は本人名義の銀行口座にしか出金できません。しかし、損失を被るトレード被害を受けることは否めません。

②:国内FX口座を使う(信用リスク対策)

国内FX口座の場合、100%信託保全です。海外FX口座は、100%信託保全が完備されていることはほとんどありません。

倒産リスクを避けるなら、短資系のFX会社を選びましょう。短資系FX会社とは、セントラル短資や上田ハーローFXです。

③:VPSを使う(システムリスク対策)

自動売買を行う場合、システムリスクは大敵です。VPS(Webサーバー)を使えば、端末のシステムリスクを減らすことが出来ます。特にこだわりがなければ、VPS大手老舗の「お名前.com」で良いでしょう。
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④:メジャー通貨ペアで取引する(地政学的リスク対策、流動性リスク対策)

先進国通貨は、地政学的リスクに晒されることは少ないうえ、流通量や取引量が多いので流動性リスクを下げることができます。

⑤:売買差益を狙う(金利変動リスク対策)

スワップポイントを狙うトレードは、金利変動によりマイナスになることがあります。スワップポイントを狙うだけではなく、売買差益を狙うトレードの比率を上げましょう。

⑥:建玉を小さくする(レバレッジリスク対策)

ハイレバレッジは、一発退場のリスクがあります。FXでは、経験を積めば積むほど建玉は小さくなるものです。初心者がハイレバレッジを狙うことは良くありません。建玉は小さく、トレード回数を増やすことで、利益拡大を目指しましょう。トレード回数を増やすためには、自動売買を選択肢にしても良いでしょう。

⑦:自動売買を使う(為替変動リスク対策、金利変動リスク対策)

熟練者が開発したFX自動売買システムなら、熟練者のトレードを実現できます。初心者の為替変動リスク対策には自動売買システムの利用を考慮に入れても良いしょう。

自動売買システムによるトレードでは、スワップポイント狙いのロジックはあり得ません。自動売買を使えば、金利変動対策にもなるでしょう。

⑧:複利運用を目指す(ハイレバレッジによるリスク対策、効率的に利益を積み上げるために)

「人類最大の発明は複利である。」

このようにアインシュタインが述べたように、複利運用を適切に利用すれば資産は爆発的に増加します。

複利運用なら、小さい建玉でも長期間運用することで、圧倒的な資産形成が可能です。月利1%でも、30年間の複利運用により、資産は約36倍になります。つまり、複利運用をすればハイレバレッジは必要なく、リスクは小さくなります。

30年間、月利1%の運用
30年の複利運用

複利運用をする場合は、自動売買システムを利用すると、より一層効率的に資産を増やすことが可能です。

詳しく知りたい方は、「FX複利運用による圧倒的な資産の増やし方【成功者の資産形成とは】」をご参照ください。

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